身体のゆがみ

身体のゆがみをリセット!
本来のバランスを取り戻す方法

身体のゆがみをリセット! 本来のバランスを取り戻す方身体のゆがみを引き起こすと、さまざまな症状を発症するリスクが高まります。
「普段から足を組まないと座り心地が悪い」「友達に猫背になっていると言われた」など、身体のゆがみにお悩みの方は多いのではないでしょうか?
これらの身体のゆがみを放置すると、肩こりや腰痛など身体の不調を招く可能性もあります。
そのため、しっかりと原因を突き詰めて早めに改善することが重要です。
このページでは、身体のゆがみの原因やチェック方法、改善方法などについて詳しく解説しています。

目次

こんなお悩みありませんか?

丸くなった猫背を改善したい

肩の高さが左右で異なる

ぽっこりでたお腹を改善したい

慢性的な便秘を解消したい

身体のゆがみについて

身体のゆがみについて人間の身体は、骨が支持する骨格と筋肉によって姿勢やバランスを保っています。
その中心(軸)となるのが背骨(脊椎)骨盤です。
正常な背骨は前後に緩やかなS字カーブ(生理的湾曲)を形成し、上半身の重みを適切に分散させ、筋肉にかかる負担を分散できるような仕組みになっています。
また、骨盤は上半身と下半身をつなぎ、全身の土台としての役割だけでなく、内臓や生殖器を守るといった保護の働きも担っています。
そのため、長時間の悪い姿勢や偏った生活習慣によって、背骨や骨盤が本来の位置からズレると、身体の一部に負担がかかりゆがみが生じます。
すると、こり痛み、さらには内臓の不調を引き起こし、全身の健康に悪影響を及ぼすことがあります。

ゆがみの原因

身体のゆがみは、日常生活でのさまざまな動作や生活習慣によって起こりやすいとされています。
身体のゆがみの原因には具体的には次のようなことが挙げられます。

姿勢の乱れ

姿勢の乱れパソコンやスマホを使用する際など長時間姿勢の悪い状態を続けることで、背骨や骨盤の位置のズレや筋肉のバランスの乱れにつながります。
身体のゆがみの中でも猫背反り腰の姿勢は、骨盤を含む背骨の全体のゆがみを助長する可能性が高いためさまざまな箇所のズレを考慮する可能性があります。

一部に偏った身体の使い方

一部に偏った身体の使い方左右差が出るように一方の筋肉や関節を偏って使うことで、身体の中心軸が乱れバランスが崩れます。
例えば、常に同じ側で重いバッグを持つことや、立位時に片方の足に体重を偏ってかけることは、骨盤をはじめとした身体のゆがみにつながりやすいです。

運動不足による筋力低下

運動不足による筋力低下運動不足になると、筋肉量が減るため筋力が低下し柔軟性がなくなってきます。
すると、身体を支える力が弱くなり、骨格以外で身体を分散して支えられず姿勢が崩れやすくなります。
特に腹部の奥深くに存在するインナーマッスル(主に腸腰筋)が衰えると左右前後問わず骨盤の傾きにつながりやすくなります。

長時間のデスクワーク

長時間のデスクワーク長時間のデスクワークは肩の巻き込みが起こり、骨盤の後傾を助長してしまうため、背中や腰回りに大きな負荷がかかります。
その結果、肩や骨盤を中心とした身体全体のゆがみが生じる可能性が高まります。

ゆがみによって起こる症状

身体のバランスが崩れることで肩こりや腰痛、冷えやむくみなどさまざまな症状が引き起こされるのです。

肩こりや腰痛

肩こりや腰痛背骨が本来持っているS字カーブ(生理的湾曲)が崩れると、頭部の重さの負担が首や背中に集中し、僧帽筋や背筋などにより多くの負担がかかります。
すると周囲の筋肉が緊張しやすくなって、血管が圧迫され血液やリンパの流れが悪くなります。
その結果、肩こりや腰痛などの症状があらわれ、重症になると頭痛などの症状を併発する要因ともなります。

冷えやむくみ

冷えやむくみ骨盤の傾きによって内蔵器の位置が偏ったり、正しい筋肉の使い方ができなくなることで骨盤周囲に通っている血管が圧迫されると、血液循環が悪化します。
その結果、下半身の冷えやむくみが起こりやすくなります。

内臓機能の低下

内臓機能の低下背骨や骨盤がゆがむと身体を支える各部位の負担が偏るだけでなく、正しく周囲の筋肉を使うことができなくなります。
その結果、内臓を正常な位置で支えられず、便秘下痢頻尿生理痛などが生じる可能性があります。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れ自律神経は頭部に位置する脳から脊髄という流れを経由する形で、背骨の両脇を走行しています。
骨盤や背骨がゆがんでしまうと、背骨の脇にある神経の出入り口もゆがみによって圧迫され、神経の命令がうまく伝わらなくなります。
その結果、自律神経のバランスが崩れ自律神経失調症を起こすことがあります。

ストレートネック

ストレートネック通常、頚椎は緩やかにやや前方へカーブ(生理的湾曲)をしています。
背骨や骨盤のゆがみが起きるとこの生理的湾曲が失われ、首がまっすぐになります。
例えば、前傾姿勢や偏った姿勢を続けることで、背骨や骨盤が正常な位置からずれ、それに連動して首のカーブも変化します。

体型の乱れ

体型の乱れ骨盤にゆがみが生じるとお尻から太ももにかけての筋肉が正常に働きづらくなり、特に大臀筋の緩みが生じることで、全体的な筋力が低下しやすくなります。
大臀筋が弱くなると、骨盤の後傾が助長されてしまうため、ぽっこりお腹お尻のたるみ下半身の太りなどが起こりやすくなります。

ゆがみの種類

●前後タイプのゆがみ
上半身が鳩胸(はとむね)のように前へ突き出し、腰が後ろに反っているタイプです。
胸を張りすぎた姿勢になることで、腰痛や椎間板ヘルニアの原因になる可能性があります。

●ポッコリお腹タイプ
お腹が前に突き出しており、上半身が後ろに倒れているタイプです。

●アンバランスタイプ
正面から見たときに、肩や骨盤の位置が左右で異なるタイプです。
身体の左右のバランスが乱れ、腰痛や肩こりなどの症状の原因となる可能性があります。

身体のゆがみをセルフチェック

まずは、自分の身体のゆがみをセルフチェックしてみましょう。

片足立ちチェック

片足立ちチェック① 左右それぞれで10秒間片足立ちをし、目を閉じます。
② 片足立ちがどちらか片方だけうまくいかない場合、骨盤がゆがんでいる可能性があります。

足踏みチェック

足踏みチェック①目を閉じて直立し、その場で足踏みをおこないます。
②足踏みを始めて目を開けたとき、元の位置から大きく離れていた場合、骨盤のゆがみが考えられます。

ゆがみの改善方法

身体のゆがみは、肩こりや腰痛、頭痛の原因になることがあります。
これらの不調を解消するためには、正しい改善方法を知ることが重要です。

日常生活の姿勢や習慣を改善する

リュックサックを使用するか、カバンを左右均等に持つ身体のゆがみは日常の姿勢や習慣によってできることが多いです。
そのため、日頃から正しい姿勢を意識したり、クセを改善することから始めましょう。

身体のバランスが崩れないよう次のようなことを意識しましょう。

・足を組まないようにする
・リュックサックを使用するか、カバンを左右均等に持つ
・椅子に座る際は背もたれを使い、床には横座りやアヒル座りをしない
・左右均等に体重を分散して立つ
など

 

正しい立ち方●正しい立ち方
「正しい姿勢」とは、「耳・肩・腰・膝・くるぶし」が一直線になる状態です。
あごを引き、お腹の筋肉を引き締め、背筋を伸ばします。
その際、肩の力を抜いて左右の高さを揃えるようにしましょう。
重心を親指の付け根に置くとバランスが取りやすくなります。
また、前かがみや反りすぎた姿勢は、背中や腰に負担をかけるため気をつけるようにしましょう。

 

正しい座り姿勢●正しい座り姿勢
椅子に深く腰掛け、あごを引いて背筋をまっすぐ伸ばします。
このとき、猫背にならないように注意してください。
腰と太もも、太ももと膝はほぼ直角になるように保ちます。
また、椅子の高さは足の裏全体が床に着くように調整しましょう。

筋トレとストレッチ

インナーマッスルを鍛えるトレーニング(プランク)身体を支えるための筋肉を鍛えるトレーニングと、筋肉や関節の柔軟性を高めるストレッチを取り入れるようにしましょう。

 

●インナーマッスルを鍛えるトレーニング(プランク)
①うつ伏せの状態で、前腕と肘、つま先を地面につけて身体を支えます。
②骨盤から首まで一直線になるように、その姿勢をキープします。
③この姿勢を20秒間キープ、10秒休憩後に再度20秒キープします。

インナーマッスルを強化し筋力を向上させることは、体幹の強化につながります。
体幹が弱く、筋力が低下していると、身体をしっかりと支えることが難しくなり、ゆがみが生じやすくなります。
インナーマッスルを鍛えることで、身体の軸が安定し、正しい姿勢を維持しやすくなります。

 

中殿筋(ちゅうでんきん)のストレッチ●中殿筋(ちゅうでんきん)のストレッチ
①仰向けに寝て、右膝を立てます。
②左手で右膝を掴み、ゆっくりと左側に優しく倒します。
(呼吸を止めずに行いましょう)
③20〜30秒間、その姿勢を保ち、右側も同様に繰り返します。

※カタカナの「カ」の文字の形をイメージすると、より具体的に理解しやすいかもしれません。

中殿筋は、骨盤と股関節を結び、脚を左右に上げる働きをする小さな筋肉で、身体のバランスを保つ役割があります。
中殿筋を鍛えることで歩行や片足立ちが安定しバランスを取りやすくなります。

当院の身体のゆがみに対する
アプローチ

当院の身体のゆがみに対するアプローチ身体のゆがみは見た目のスタイルだけでなく、腰痛肩こり自律神経失調症など、さまざまな不定愁訴の原因になります。
当院では、身体のゆがみをただ矯正するだけではありません。
例えば、猫背の場合、猫背矯正だけを行うのではなく、なぜ猫背になってしまったのかという原因を一緒に見つけて改善していきます。

①姿勢分析

①姿勢分析まず来院された際には姿勢写真を撮り、姿勢を分析します。
姿勢の基本は背骨にあるため、ナーボスコープと呼ばれる機器を使って背骨のゆがみを詳細に検査します。

②姿勢矯正・骨格矯正

②姿勢矯正・骨格矯正姿勢分析を行い、ゆがみの場所が特定できたら、それに応じた矯正を行います。
当院では、ストレートネック猫背反り腰O脚など、さまざまな姿勢のお悩みに対応する骨格矯正を提供しています。

③筋力検査

③筋力検査骨格矯正によりゆがみが改善したら、次に筋力の評価を行います。
身体の骨を支えているのは主に筋肉です。
そのため、骨格を整えたとしても、支持する筋力が不足していたり、筋肉の動きが制限されていたりすると、関節の運動連鎖が乱れてしまうことがあります。
筋力評価を行い、筋肉量が不足している場合には、EMSパーソナルトレーニングなどを活用して、運動連鎖を改善し、理想の身体を目指します。
これらの要素を総合的に考慮しながら、ゆがみを解消し、再発を防ぐ身体づくりを目指していきます。

著者大島 景太(おおしま けいた)

・国家資格所持:柔道整復師 ・整骨院や鍼灸院などにて10年以上修行 ・整骨院などの勤務時代に、慢性腰痛以外にも腰痛が原因で寝たきりになってしまった方や、膝痛で歩行が困難になってしまった方など、さまざまな症例を経験。 症状の緩和だけではなく、痛みの「原因」に対する施術でその場しのぎではなく「根本的な改善」をご提案いたします。

大島 景太(おおしま けいた)